相場格言集・東京総合研究所・大山充監修

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相場格言集【サ行】






綿密な調査と冷静な判断を元に最初から取り引きを行うことができれば、指値を簡単に取り消すことはしないでしょう。しかし、全く迷いがない人はいません。予想とは違う動きをすることがある相場が相手なら尚更です。相場の動きに翻弄され、自分の判断に自信を失い、迷うことが必ずあるでしょう。その際に、指値を取り消すことでチャンスを失うこともあるという格言です。




この格言は逆張りの格言です。値動きの変動は一般的には、1~2割です。3割以上の変動があることは特別な場合であり、その時は反動が出るため、相場の動きとは逆の売買を行えば成功するという格言です。




株価が急に上昇したり、下落する裏には何かしらの材料(要因)が存在します。しかし、その材料が表に出るのは、必ず株価の変動後です。そのため、相場の変動に惑わされて売買をすると材料によって損を被る場合もあります。逆に、材料にこだわりすぎると価格の流れに置いて行かれるという格言です。




最初の株式取引では、損をしたほうがいいという格言です。初めての投資で儲けてしまうと、自分の腕を過信してしまう可能性があります。そうなると、後々の取り引きで大損することもあるため、はじめのうちに損したほうが、学ぶべきこともあるということです。




「未来を予測する最良の方法は過去の出来事や経験から学ぶことである」という18世紀のイギリスの詩人バイロンの言葉からきた格言です。相場も同じく、相場の動きを予想するためには、過去の変動を見ることは大事なことであるということです。




人より先に行動すれば、早く成功に近づくことや有利な立場に立つことができるということです。相場でいえば、周りが売買しているのを見てから売買をしても、既に天底であることが多いため、周りよりも先に売買を行うことが大事であるということです。




酒田五法による格言です。相場が下落中に、窓開け(空の状態)が3回続いた場合は、大底が近づいている可能性が高いため、買いに慎重になることが大事であるという意味です。




大体の物事は、最後の5分間が大事であると言われています。しかし、相場の世界に限っては、最初の5分間の仕掛けが重要であるという格言です。




相場の動きは経済界・景気とは直接関係なく変動します。そのため、経済の動きは参考程度にとどめておき、相場そのものの動きを見て、分析することが重要であるという格言です。




下値圏で出来高が増加しているとき、誰かがその株を買っているということです。特に要因(材料)がない場合、その中には、インサイダーで何かしらの情報を入手した人たちが買っている可能性があり、後に、大相場になる可能性があります。一般投資家がその情報を得ることはできませんが、チャートを注意深く見ることで、兆候をつかむことは可能です。




相場が新値をつけた場合は、その流れに乗ったほうが良いという格言です。これまで示したことのない新値を相場がつけた場合は、それ以上の新値を付けることが多いため、早まって逆張りを行うことは危険です。流れに逆らわないことがよい成果をもたらします。




売買の難しさを現している格言です。取り引きにおいて、買いよりも売りのほうが数倍も難しいとされています。買いはタイミングの問題で損益は関係ありませんが、売りは損益が直接絡んでくるため、儲かっているときは欲が出てしまったり、損切りを躊躇したりしてしまうためです。




田附政次郎の言葉です。株価を変動させる材料(要因)は、隠れているうちは意味があります。しかし、一度周知に知れてしまったら無意味になり、その相場は終わりに近づくことを指しています。




損切の重要性を説いている格言です。一般投資家にとては、損切を決断することは損失を確定する行為なため、難しいことだと思います。しかし、買った後で「しまった」と思ったらすぐに手仕舞うことが大損に繋げないために大切なことなのです。




投資は、余裕資金で行うものであるという大原則の格言です。投資において、予想が外れれば損をするので、必ずリスクが存在しています。そのため、自身の余裕資金に応じた売買を行うことが大切なのです。




ショック安状態に陥っている時は、信用で買った人や元気が必要な人達が株を投げ売り始めます。また、その際は、適正な価格より安い値段で売られる場合があるため、最大の買い場だと言えます。しかし、下落が続く可能性もあるため、底値を確認してから買うことが良いでしょう。




中長期相場における格言です。一直線に上がりきる相場はありません。必ず、上下の変動を繰り返しながら右肩上がりになります。下落したときなど、回復する確証はないため、不安になることがあるでしょう。しかし、そこで辛抱したときに大きな利益を得られるという意味の格言です。




需要と供給の重要性を説いた格言です。相場において様々な要因により一時的に上下することはあっても、株価の変動に影響を与えるのは需給の関係が基本です。そのため、材料よりも需給の関係を重要視することが大事なのです。




上げ相場は別名、素人相場と言われています。素人相場は大勢で上昇をさせるため、その流れに逆らわずに売らないことが大切です。一方、下げ相場は玄人相場とも言われており、急落して株を売ることが良いように見えますが、戻りも激しいため慎重になることが大切です。




この言葉は、ウィリアム・シェイクスピアの「オセロー」の一説です。過去は変わらないので、過去に起きた失敗や負けを引きずるのではなく、受け入れることが大事であり、切り替えれなければ、さらなる不幸を招いてしまうという意味の言葉です。相場においては、取引で損をし負けることは必ずあることです。そのため、その負けをいつまでも引きずらずに、次の相場に向けて切り替えることが成功への道ということです。




これは、「あなただけに教える」といったような情報通の話に乗るのは危険である、というウォール街の格言です。相場において、信憑性の低い情報を信用するよりも、客観的に判断された情報を信用するほうが大切でしょう。




投資において、取引を行えば必ず損をすることもあります。図に当たるとは、上手くいくはずの取引が最後までうまくいう状態のことを指します。うまくいくはずの取引であっても、自分の戦略に自信が持てず、最後まで待つことは難しいでしょう。しかし、成功するときまで辛抱強く待つことが大事であるという格言です。




ストライキが起こっても、これは一時的現象です。会社の根本が変わるようなことはありませんし、一時的に生産能力が落ちることはあっても、業績が落ち込むことが続くこともありません。そのため、ストライキを悪影響を及ぼす材料としてとらえ、売る必要はないということです。




はやる心を抑え、取引をする重要性を説いた格言です。急く心のまま取引を行ってしまうと、冷静な判断で取引をすることができません。落ち着いた気持ちで行い、冷静な判断の元チャンスを待つことが重要です。




底百日というように、一度持ち合いの局面に入るといつまでも動かない状態になることがあります。しかし、相場がその状態を維持し続けることはありません。動かないように見えても、エネルギーを蓄積しています。いつ動いてもおかしくないため、気を抜かずにいることが大切です。




投資を行うと、買いたいと思う銘柄に好材料が出たり、株価が値上がりをしているのを見て儲かるのではないかと思うなど、目先の動きに惑わされ買い急いでしまうことがあるでしょう。しかし、相場は毎日動いているものです。株価が上昇していても、決して利益がでやすいというわけではありません。そのため、時間をかけて機会を伺ってから買っても遅くはないという格言です。




凧揚げの際に、凧の糸を出し切ってしまうと、凧のコントロールができなくなってしまいますよね。それと同じく、投資においても資金に余裕をもって行わなければならないという意味の格言です。資金に余裕がない状態で売買を行うと、一発狙いの仕掛けになってしまい、大損する可能性があります。資金に余裕をもっていれば、調整もできるということです。




器用貧乏とは、何事も器用に無難にこなすが、特に秀でるものはなく大成しないということです。相場においては、材料が出て伸びそうな株を上手く売買して、利益を出す人がいます。しかし、そのような売買は難しいです。利益を出せたからといって、自分の腕を過信していると、大損することがあるということです。




相場は常に動いています。人によって取引を行う時間軸が異なります。また、人によって取引の手法がちがいます。そのため、他人と相場について討論することはあまり意味がないという格言です。




これは相場に限ったことではありませんが、「運」は何の努力もせずに巡ってくるものではなく、ただ待ち続けることは自分の死を待つのと同じくらい愚かだという意味です。ただ運頼みをするのではなく、運が巡ってくるように、また運が巡ってきたときにきちんと掴み取れるように、日頃から努力を怠らないようにしましょう。




取引において損失を出してしまった時、その損失を取り返そうと気持ちが焦ってしまうことがあるでしょう。しかし、そういう時は冷静さを欠いているため、更なる損失を生み出してしまう可能性があります。損失を出した時こそ、一度休み、落ち着くことが大切であるという格言です。




相場は常に動いており、予想通りの動きはしないものです。相場の見通しが不透明な時もあります。そのため、自分の判断に意地になりすぎず、相場をよく観察し、相場に従うほうが良いという格言です。




投資において、損失を確定する場合は、恐れずに、むしろ素早く損切りをすることが大切です。一方、利益は直ぐに確定するものではありません。そのため、儲ける=利益を得る方が忍耐強く待つことが大切なのです。  




ギリシャの数学者ユークリッドがエジプト王トレミーに「簡単に幾何学を学ぶ方法はないのか」と聞かれた時、「幾何学に王道なし」と答えたことからきた格言です。この言葉は、たとえ王様でも学問を得るには庶民と同じように努力しなければならないという意味です。相場でも同様、巨額の余裕な資金があっても、その人が必ずしも相場で成功できるとはいえません。相場で儲けるには、近道などはなく、そこには努力や研究が必要なのです。




相場において、頼ることができるのは自分自身のみという格言です。相場の世界に神様や仏様は存在しません。そのため、いくら祈っても成功するわけではなく、自分自身を信じて、研究し努力を積むことで勝つことができのです。




相場においては、自分で決断をしていかなければいけません。もちろん、相手は存在しますが、見えません。また、どんな取引であっても、儲けたいと思う欲や、損をしたくない思いを持ちつつ、売買の決断は自分自身で行い、幕引きを自分自身で決めます。そのため、相場の世界では、最大の敵は自分自身なのです。



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