25日の東京市場は、198.93円高の2万773.56円で引けた。
本日は朝方から買い優勢で大引けまで高値もみ合いが続いた。売買代金が3日連続で節目の2兆円を下回る薄商いが続いていたが、米国株先物や中国・上海株の堅調な動き、為替の円安基調と外部環境が比較的落ち着いていたため、投資マインドが回復したと見られている。ただ、来週は相場変動要因となる重要なイベントが多く控えているのでその点は留意したい。


出来高:13億3094万株
売買代金:2兆2071億円
移動平均線:5日×26日:ゴールデンクロス
移動平均線:3日×26日:ゴールデンクロス


【注目された銘柄】
日本通信(9424)は金融庁の「FinTech実証実験ハブ」に選定された、FinTechプラットフォームを利用したスマホでの安全・安心な金融取引にかかる実証実験の結果を公表。金融庁の前向きな見解が材料となり買い気が強まった模様。

【全市場値上がり上位】
1(7831)ウイルコHD+38.76%
2(3966)ユーザベース+22.68%
3(6063) EAJ+20.60%
4(6697)テックポイント+20.13%
5(4242)タカギセイコー+19.80%
6(9424)日本通信+17.65%
7(8703)カブドットコム証券+17.10%
8(9969)ショクブン+16.95%
9(6786)RVH+15.34%
10(3739)コムシード+14.98%

【注目された材料】
米ナスダック総合指数高を受けて東エレク(8035)、SUMCO(3436)、村田製作所(6981)、TDK(6762)などハイテク株に買戻しが入っている。米半導体関連の好決算が続いたことや野村證券の「半導体製造装置 復活への道」なども材料となり、半導体電子部品は堅調に動いた。

本日はこんなお話をしていました。東京総合研究所ファンドマネージャーの株ブログ19/01/25ご確認ください。
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24日の東京市場は、19.09円安の2万574.63円で引けた。
本日は、TOPIXが前日終値近辺で底堅い推移となる一方で日経平均は軟調な値動きが続いている。東証1部の売買代金が2兆円を割れる薄商いが相変わらず続いており、米政府機関閉鎖の長期化懸念が下げ幅を大きくしたが、そこは幅広い銘柄に押し目買いが入ったため、縮小した。しかし、EU離脱問題、米中協議、国内企業の決算発表と不透明要因も多いために、積極的な売買は見送られている状況が続く。


出来高:11億4943万株
売買代金:1兆8897億円
一目均衡表では、日々線が横ばいの基準線上で推移。


【注目された銘柄】
東海カーボン(5301)が続伸している。2019年12月期の連結営業利益が前期比で3割増加が見込まれており、2年連続最高益と報じられ、コンセンサスの範囲内ではあるが、調整が続いていたため、安心して買われているようだ。中国の環境規制やEVブームを背景として急拡大した黒鉛電極事業で製品の値上げが浸透し、米中貿易戦争あおりを受けている半導体関連事業の売り上げ減少を補う見込み。決算発表は2月12日を予定している。

【全市場値上がり上位】
1(9969)ショクブン+37.21%
2(4579)ラクオリア創薬+25.86%
3(6327)北川精機+25.64%
4(2332)クエスト+24.45%
5(3997)トレードワークス+23.12%
6(8703)カブドットコム証券+20.94%
7(3976)シャノン+20.86%
8(6836)プラット+20.86%
9(3960)バリューデザイン+18.55%
10(3469)デュアルタップ+17.16%

【注目された材料】
21日、立教大学が国内初AIに特化した大学院「人工知能科学研究科」(修士課程)を2020年4月に開設すると発表。機械学習やディ―プラーニングを中心としたAI領域について学習・研究できるカリキュラムの設置や文理融合型プロジェクトを推進し、各界を代表する企業などと産学連携による社会実装にも取り組む意向である。これにより、高度な情報科学や統計学の知識を持った「AIサイエンティスト」や、実データに対して機械学習の応用が出来る「AIエンジニア」などの人材輩出を目指す。AIの研究開発ではアメリカや中国が世界的な拠点となりつつあるが、国内でも官民を挙げての取り組みが活発化している。AI関連株は今年も抑えていきたいところだろう。

本日はこんなお話をしていました。東京総合研究所ファンドマネージャーの株ブログ19/01/24ご確認ください。
☆依然として、往年景気の敏感株は重い。小型に限る。

  

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23日の東京市場は、29.19円安の2万593.72円で引けた。
東京市場は前日の米株安の流れを引き継ぎ売り優勢で取引開始したが、その後は急速に下げ渋った。東京市場ではIMFの成長率見通しの下方修正などは先に織り込み済みだったため、為替の円安背景などでプラス圏に切り返す場面もあった。日銀会合も無難に通過し、今の主な不安要因としては米中貿易の不透明感、それによる企業業績悪化懸念が挙げられ、上値の重しとなっている。


出来高:11億5188万株
売買代金:1兆9222億円
22日まで11営業日連続で終値が5日線を上回ってきたが23日は5日線付近での小動きだったが、終値が5日線を下回っているので急落後の株価回復の流れが止まる可能性がある。


【注目された銘柄】
SUBARU(7270)が2営業日続落している。16日から国内唯一の完成工場である群馬製作所の操業を停止していることが23日付けの朝日新聞にて報じられた。部品メーカーから調達している主要部品に不具合が見つかり、原因の調査が進まず、部品供給が滞っており、既に1万台以上にのぼる影響が出ている。これを受け、業績への影響を懸念した売りが広がっているが、午後には早ければ28日に生産・出荷の再開が見込まれていることは伝わっている。

【全市場値上がり上位】
1(7192)日本モーゲージS+29.01%
2(6300)アピックヤマダ+26.67%
3(3976)シャノン+26.36%
4(4424)Amazia+23.53%
5(3469)デュアルタップ+20.72%
6(7671)AmidAHD+20.59%
7(7709)クボテック+19.37%
8(6740)ジャパンディスプレイ+18.75%
9(3540)歯愛メディカル+16.68%
10(1906)細田工務+16.67%

【注目された材料】
本日まで開かれた日銀会合は、市場ではETFの買い入れ比率の変更を決定するのではとの思惑でファーストリテ(9983)は弱い値動きであったが、結果は事前予測通りの現状維持と伝わり、材料としては無風だった。

本日はこんなお話をしていました。東京総合研究所ファンドマネージャーの株ブログ19/01/23ご確認ください。
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22日の東京市場は、96.42円安の2万622.91円で引けた。
昨夏以来の薄商いとなった本日は、前日の米国株市場が休場、新規の買い材料に欠ける中で、時間外の米国株先物の軟調な動きを見て売り優勢となった東京市場。午後は米国政府がカナダ政府に対して対し中国通信機器大手、ファーウェイ副会長の引き渡し要請手続きを始める意向を伝えたことが報じられ、午後は下げ幅を拡大。更に、トランプ米大統領が対中関税の撤廃報道を否定するなどしており、今晩の米国市場の動向次第で明日以降売りが強まる可能性もある。


出来高:10億1093万株
売買代金:1兆7310億円
移動平均線:5日×26日:ゴールデンクロス
移動平均線:3日×26日:3日線上向き


【注目された銘柄】
昨年上場のベルトラ(7048)が一時2日連続ストップ高と連日急騰している。海外・国内の現地体験型オプショナルツアー専門のオンライン予約サイトを運営する同社は、今年の10連休や働き方改革も追い風となり、18年12月期連結業績は大幅増益を見込まれ人気化している。


【全市場値上がり上位】
1(7771)日本精密+34.95%
2(7268)タツミ+26.14%
3(7709)クボテック+24.02%
4(7671)AmidAHD+22.46%
5(4308)Jストリーム+20.20%
6(4334)ユークス+19.72%
7(7192) 日本モーゲージS+16.97%
8(3987)エコモット+16.74%
9(6577)ベストワンドット+15.04%
10(9423 )FRS+13.51%

【注目された材料】
メイ首相は先日否決されたEU離脱案の代替案を求められている。今月29日の下院採決の承認に向け、修正を検討する方針は示しているものの具体案はまだ明示されていない。EU、議会共に納得させる案が出来る見通しが不透明なほど、合意なき離脱の可能性が高まり、それによる相場への影響も否めないだろう。 また、本日は日銀会合1日目だが、ETFの買い入れ比率を変更するのではないかという思惑もあったが、金融政策の現状維持を決定する見通しが出ている。

本日はこんなお話をしていました。東京総合研究所ファンドマネージャーの株ブログ19/01/22ご確認ください。
☆NYが休みで商いなし。注目は夜間の動きとドル円。

  

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21日の東京市場は、53.26円高の2万719.33円で引けた。
前週末の米国株高に加え、為替も円安に振れていたため、買い優勢で取引が開始した。一時200円を超える上げを見せたが、その後は中国経済指標が想定内の結果となったことや、今晩は米国市場が休場のため、買い見送りムードが漂い商いは低調、上値を追う姿勢はなかった。


出来高:11億2774万株
売買代金:1兆9432億円
一目均衡表では、転換線が上昇したほか、遅行線は株価との下方かい離幅を縮小して弱気シグナルが小さくなった。


【注目された銘柄】
再生細胞薬への追加適応で思惑人気となっているのがサンバイオ(4592)だ。同社グループが開発中の再生細胞薬「SB623」に関し、新規適応症として慢性期脳出血プログラムを追加することを決定したとの発表が材料視され、株価は18日の上場来高値を大幅に更新した。


【全市場値上がり上位】
1(9876)コックス+29.14%
2(6666)リバーエレテック+28.38%
3(1674) 白金上場投信+26.49%
4(6300)アピクヤマダ+26.34%
5(6177)AppBank+20.64%
6(6328)荏原実業+19.98%
7(6239)ナガオカ+19.56%
8(4657)環境管理センター+18.82%
9(3286) トラストHD+18.18%
10(6064)アクトコール+18.05%

【注目された材料】
本日は中国の2018年の経済成長率が発表され、実質ベースでは前年比6.6%と増加と政府の目標はわずかに確保しているが、28年ぶりに低い伸びを記録。ただ、貿易統計の落ち込みなどを踏まえれば想定内の結果であり、過剰債務の圧縮政策と米国による対中制裁関税が主な要因であろう。市場への影響は今のところはないが、今後、世界経済の先行きに対する不透明感が強まる恐れがある上、米経済指標などの悪化となれば全体がリスク回避し、為替も円高に振れる可能性もあるため、今月末の米中協議にも注視したいところだ。

本日はこんなお話をしていました。東京総合研究所ファンドマネージャーの株ブログ19/01/21ご確認ください。
☆NYダウ、連続陽線、11日目。

  

なお、この情報を無断で転記することを禁止します。