22日の東京市場は、139.01円高の2万1646.55円で引けた。
本日は朝方買い優勢で取引が始まったものの、米国株市場が感謝祭であること、明日は日本株式市場も勤労感謝を控えているために買いを見送るムードが強まり、一時はマイナス圏に沈んだ。しかし、売買代金は低調ではあったが、為替が円安に振れたこと、日銀のETF買いの思惑の広がりや先物絡みもあり、3日ぶりの反発で取引を終えた。


出来高:12億162万株
売買代金:2兆810億円
移動平均線:5日×26日:デッドクロス
移動平均線:3日×26日:デッドクロス


【注目された銘柄】
三菱UFJ(8306)は6日続落。米紙ニューヨーク・タイムズは北朝鮮のマネーロンダリングに関連して、昨年に米検察当局の調査を受けていたことが報じられた。これを嫌気した売りが出ている。事実であれば、会社のイメージダウンにもなるだろう。

【全市場値上がり上位】
1(2330)フォーサイド +27.78%
2(3849)日本テクノ+22.64%
3(4736)日本ラッド+19.76%
4(4409)東邦化+19.23%
5(3195)ジェネパ+18.96%
6(1711)省電舎HD+17.78%
7(6064)アクトコール+17.09%
8(3727)アプリックス+16.29%
9(5697)サンユウ+16.06%
10(6424)高見サイ+16.06%

【注目された材料】
来年10月の消費税率10%への引き上げに伴う景気減速を抑えるための増税対策として、購入額に一定額を上乗せして買い物ができるプレミアム商品券を打ち出す政府の方針が報じられた。 これを受け、コーセー(4922)や資生堂(4911)、ファンケル(4921)、ポーラ・オルビスHD(4927)といった化粧品株が上昇。10月の訪日外国人客数が2か月ぶりに増加し、化粧品セクター収益の不安材料が減少したことも寄与したと見える。

以下、ソフトバンクのIPOが儲かるかアンケート取っています。もうすぐ締切です。ぜひ、他の方の考え方もご覧になって見てください。
結局、ソフトバンクIPOはどうなるのか、という真剣な話題。

  

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21日の東京市場は、75.58円安の2万1507.54円で引けた。
前日の米国株市場が大幅に下げたこと、米原油先物の安値更新から朝方の日本株市場も大幅安。しかし、それ以外に悪材料と思われるものもなく、一時は300円超えの下落、も見られたものの、米国の感謝祭や日本でも勤労感謝を目前に積極的な売買は控えられたようで下げ幅は縮小。
また、「アメリカ・ファースト」政策を背景に持った米国株は上げ過ぎていた状態と思われ、今後の調整局面では日経平均よりも下げが大きい傾向にあるので米国株市場と日本株市場の連動率が弱まりつつあることも本日の相場で見えた。


出来高:13億9258万株
売買代金:2兆4105億円
移動平均線:5日×26日:デッドクロス
移動平均線:3日×26日:デッドクロス


【注目された銘柄】
高島屋(8233)は本日、急落し、年初来安値を更新した。600億円のユーロ円建CBを発行すると発表し潜在的な希薄化を懸念されたことが要因だ。
調達資金はCBの償還資金や日本橋再開発、ITシステム基盤などへの設備投資資金に充当するもよう。

【全市場値上がり上位】
1(7577)HAPiNS+30.36%
2(6772)コスモス電+22.27%
3(1711)省電舎HD+21.62%
4(8740)フジトミ+18.40%
5(3824)Qメディア+18.39%
6(2373)ケア21+16.03%
7(2172)インサイト+15.88%
8(6699)ダイヤHD+15.51%
9(3195)ジェネパ+14.47%
10(3344)ワンダー+13.99%

【注目された材料】
連日米国株市場でもアップルの業績懸念などを理由に半導体関連株を中心に大きく売られている。一方でフィラデルフィア半導体指数は小幅高だ。空売り専門の米投資情報会社シトロン・リサーチが米半導体大手ノエヌビディアを買ったことが広まり、東京エレクトロン(8035)、アドバンテスト(6857)などの日本の半導体関連株も買い戻された。

以下、本日の寄り前に相場展望を株ブログにて公開していますのでぜひ、ご覧になって見てください。
ナスダック安値割れ。株ブログ相場展望2018-11-21。VIX急騰。

  

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20日の東京市場は、238.04円安の2万1583.12円で引けた。
19日の米国株市場において、アップルが発売した新型「iphone」3機種の発注を減らしたことが報道され、業績等の懸念から同社株をはじめとした、アマゾン・ドット・コムやマイクロソフトといったIT関連株が売られたことや APECの首脳宣言をめぐる米中の貿易交渉の警戒感から反落。その影響を引き継ぎ、為替が円高に振れ、全体としてはリスク回避ムードが高まり朝方は電機などの輸出関連株を中心に売りが優勢であった。朝のうちに買戻しも入り、一時下げ渋りもあったが、投資家心理も冷えたまま後場に更に大きく売られ、下げ幅を拡大し、大引けを迎えた。


出来高:14億3070万株
売買代金:2兆3369億円
移動平均線:5日×26日:デッドクロス
移動平均線:3日×26日:デッドクロス


【注目された銘柄】
19日に大きく報道された日産自動車(7201)の会長、カルロス・ゴーン容疑者の金融商品取引法違反問題により同社株は市場の注目をかなり浴びた。
大幅安で始まり、年初来安値を更新する一方で個人投資家の押し目買いで下げ渋りも見せた。また、三菱自動車(7211)も日産の事実上傘下ということで年初来安値まで3円迫る所まで一時下げた。だが、見方は2手に分かれているようで今回の話を限定的と見ている人も多そうだ。

【全市場値上がり上位】
1(8740)フジトミ+24.38%
2(4287)ジャストプラ+20.89%
3(6025)日本PCサービス+20.08%
4(3260)エスポア+20.00%
5(6699)ダイヤHD +18.36%
6(6276)ナビタス+18.18%
7(5542)新報国鉄+17.53%
8(9685)KYCOM+16.05%
9(8105)堀田丸正+12.63%
10(6319)シンニッタン+10.45%


【注目された材料】
本日は市況概要で既に述べた要因以外でも中国・上海株の値下がりや英国の欧州連合の離脱問題を背景としたユーロ安への懸念など投資家の心理を押し下げる要因が多い1日であった。

以下、本日の寄り前に相場展望を株ブログにて公開していますのでぜひ、ご覧になって見てください。
株ブログの今日の相場展望・ドル円抵抗ポイント割れ。2018-11-20

  

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19日の東京市場は、140.82円高の2万1821.16円で引けた。
本日、APECの首脳宣言の断念により、為替が円高に振れていることや手掛かり材料の薄さから上値は重かったものの、先週末の米国株高が底堅く推移したことや、半導体関連株や電気関連株の買戻し、トランプ米大統領の発言による米中関係改善への期待により、買い支えられたこと、そして年末高を意識しての好業績株を拾う動きも出始めたため、本日は3日ぶりの反発となった。


出来高:12億8646万株
売買代金:2兆1367億円
移動平均線:5日×26日:デッドクロス
移動平均線:3日×26日:ゴールデンクロスに近づいている


【注目された銘柄】
ミタチ産業(3321)は先週末に業績予想の上方修正を発表し、急反発。上昇率ではトップ10以内に入った。上半期と通期の営業利益を増額修正したことで、先週末にかけての安値更新での警戒感が解け、見直し買いが入った。
また、ペッパー(3053)は同社のステーキチェーン店「いきなり!ステーキ」のサービス内容が、ビジネスモデル特許として認められたと報じられ、急伸した。

【全市場値上がり上位】
1(9685)KYCOM+19.12%
2(2144)やまねメディカル+19.00%
3(3956)国際チャート+17.83%
4(6276)ナビタス+17.02%
5(4664)RSC+16.47%
6(6620)宮越HD+15.50%
7(6537)WASHハウス+15.46%
8(4833)ぱど+15.44%
9(6838)多摩川HD+15.38%
10(3321)ミタチ+14.11%


【注目された材料】
先週末は、アメリカの画像処理半導体大手、エヌビディアが業績悪化を懸念して、任天堂(7974)をはじめとした、半導体関連株SUMCO(3436)、SCREEN(7735)や電機関連株ソニー(6758)、レ-ザ-テック(6920)などは多く売られていたが、週末の米フィラデルフィア半導体指数が1.2%安と小幅の下落にとどまったことや、米国株が底堅く推移したため、日本国内でも買戻しの動きが広がった。反面、長期金利の低下の懸念や、不動産関連の不正融資問題があったことで三井住友FG(8316)、静岡銀(8355)などの銀行株売りが膨らんだ。

  

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