16日の東京市場は、123.28円安の2万1680.34円で引けた。
昨日の米国株高を引き継ぎ買い優勢で始まる一方で週末要因からくる手仕舞いムードも拭い切れないと予想された本日。買い優勢のスタートの後、為替が円高に振れたことやアメリカ半導体大手の業績悪化を受け、日本も電機株を中心に売りが広がった。
中国経済の切り返しや日銀のETF買い期待は好材料になり、一時プラスに転じる場面もあり、特に不安材料が追加されたわけではなかったが、週末での手仕舞いムードや先物売りにやや押されたようだ。
出来高:14億2466万株
売買代金:2兆5593億円
移動平均線:5日×26日:デッドクロス
移動平均線:3日×26日:ゴールデンクロスに近づいている
【注目された銘柄】
本日、任天堂(7974)が年初来安値を更新。アメリカの画像処理半導体大手、エヌビディアが業績悪化を15日に発表し、
同社の製品を使用した任天堂の家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」への販売減速への思惑で大きく売られた。
【全市場値上がり上位】
1(8143)ラピーヌ+23.81%
2(3528)プロスペクト+20.83%
3(6025)日本PCサービス+20.19%
4(8682)MSアジア+19.14%
5(6033)エクストリーム+17.42%
6(9980)MRK HLD+17.42%
7(3674)オークファン+15.15%
8(6069)トレンダーズ+11.08%
9(3956)国際チャート(株)+10.49%
10(3927)フーバーブレイン+10.35%
【注目された材料】
京都大学が発表した、人のips細胞から、がんへの攻撃力を高めた免疫細胞「キラーT細胞」を作製したという内容が報じられ、
大日本住友製薬(4506)をはじめとした再生医療分野の研究に経営資源を注ぐバイオ関連株に資金が向かい、アイロムグループ(2372)は10%近い上昇をみせた。
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15日の東京市場は、42.86円安の2万1803.62円で引けた。
米国市場での主要3指数続落の流れを継いで朝方は売りが先行し、そこから前日のように下値を売り込まない程度の動きと予想をされてはいた。
予想通り、朝方は売りに押されたが、一巡したところで押し目買いも入り下げ渋る展開も見せたが、手掛かり材料は乏しく、世界景気や企業業績の先行きに不透明感が強いために全体相場としては冴えない1日となった。
出来高:15億54万株
売買代金:2兆4905億円
移動平均線:5日×26日:デッドクロス
移動平均線:3日×26日:デッドクロス
【注目された銘柄】
個別では通信子会社ソフトバンクの新規上場で話題のソフトバンクグループ(9984)に引き続き注目が集まるのではないか。
前日はダントツの売買代金で1232億円、エヌビディアの急伸や米ウィーワークへの追加出資も追い風となり、株価も大台の9000円台に戻った。
また、本日はメルカリ(4385)が5%超の下落になるなどソフトバンクの新規上場を前に一部の銘柄では換金売りが出始めている。
【全市場値上がり上位】
1(3920)アイビーシー+25.17%
2(6082)ライドオンE+23.36%
3(3900)クラウドW+22.99%
4(6095)メドピア+22.60%
5(6561)ハナツアーJ+21.48%
6(4235)UHFD+20.80%
7(3694)オプティム+19.69%
8(6030)アドベンチャ+19.31%
9(4597)ソレイジア+19.02%
10(3042)セキュアヴェ+18.25%
【注目された材料】
米国のねじれ国会を受けて金融株が売られ、その流れを継いで、東証1部市場でも銀行や保険などの金融株が軒並み下落したが、手掛かり材料に乏しい1日であった。
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