日経平均先物で儲ける方法④

相場に潜む罠・日経平均先物初心者が陥る間違い【基礎知識編】④



まずは単刀直入にいきましょう。

最重要!投資家にとって大事なこと

投資家にとって、はじめに知っておくべき事は成功する方法ではなく、失敗する方法です。 なぜなら、失敗は、苦労なしに簡単になしとげられるからです。その種類は次の4つの罠に分類されます。初心者のうちにこそ理解しておくべきことです。

1. システムに潜む罠
2. ポジションに潜む罠
3. 情報に潜む罠
4. 投資家の心に潜む罠


1.システムに潜む罠

1 確率的要因の勝利=永続性


システムトレードは過去の確率において、計算してテストすれば勝てそうな気がしますが、そうではありません。 統計的優位の永続性は今日に至るまで存在しません。

過去の膨大なデータの中で統計的優位性を見つけても、結局は過去のデータである。未来のデータを知ることはできないのです。
例えば、4回続いて偶数がでた後に、偶数がでる確率は1/2です。
この1/2と
5回連続して偶数のでる確率=1/2の5乗1/32と同じにしてはいけない、ということです。

トレード史では歴史は全く同じに繰り返しません。

ほとんどのシステムトレーダーがこのことに気づいていません。
過去のバックテストをして結果が良かっただけで、未来が保証されているように思えてしまうだけです。
これは日経平均先物のテストができるシステムであれば、簡単に過去を調べられ、簡単にそれが未来と連動しないと分かります。

2 システムトレードは続けることに重要性を持たない。


バックテストとフォワードテストで統計的優位性が確認されたシステムであれば、確かに耐え続けることによって、最後は儲かるかも知れません。
しかし、どのくらい大きなドローダウンが待っているかは、わからないのです。

過去の最大ドローダウンなど、未来では簡単に更新ますし、そもそもそんな大きなドローダウンに耐えることができる人がどれだけいるのでしょうか?

二度とドローダウンは回復しないかもしれないし、その時にトレードする資金はもうないのです。
システムトレードといえども、日々の改善を必要とするのです。

3 自動売買を目的化してはいけない


システムトレードではありませんが、ロボットによる自動売買は、シストレとセットなので追加しておきます。

良く勘違いするのが、ロボットによる自動売買という言葉だけで、自分は相場を見なくても勝手にロボットが自動で売買してくれるということだけで、満足してしまい、結局ろくなロジックでもないのでそのままドローダウンが大きくなってお金を溶かしてしまうパターンが多いです。

目的は儲けることです。

コードをひたすら書いて、プログラムを動かし、売買を自動化することではありません。
自動売買が儲けるのではなく、プログラムの本質、つまりロジックこそが儲けを生むのです。

裁量と言えども、明確なエントリーとロスカットのルールを持っていれば、むしろシステムトレードよりも厳格に、正確にトレードできるのです。

そして、相場で勝つには、入口よりも出口が更に大事になる。厳格なロスカットで損は最小に、利が乗るとどんどん伸ばす、損小利大は出口戦略によってきまるのです。

2.ポジションに潜む罠



1 ポジショントレードの危険性とその対策


ポジショントレードとは、数週間から数ヶ月間保有するにわたってポジションを保有するトレード手法です。
また、大きな利益を目指すので、ある程度の値下がりは許容する手法でもあります。

デイトレードのように頻繁に取引を行うわけではないので、日頃、相場をあまり見ることができない人におすすめです。

大きなトレンドで利益を出すため、基本的にはテクニカル分析を重視しますが、ファンダメンタル分析も大切になります。

以上のことをまとめるとポジショントレードには、3つのリスクが存在します。

1. 取引時間外の値動き要因に対して、リスク管理が難しい 2. 資金の回転率が悪い 3. ある程度の値下がりを許容するため、損失が膨らみやすい

しかし、ポジションを組み替えていく形を取ることができれば、同時に「資金管理」の面でも優位性の高い投資スタイルとなります。

1銘柄にすべての金銭を投入してしまっては、リスクも100%になってしまいますが、
3銘柄や、もう少し銘柄を増やして比重をコントロールすることができれば、

購入した銘柄"すべて"にリスクを配分させることができます。

これがポジショントレードの1番の魅力です。

時間的な概念では、数週間や数ヶ月間の売買と知られていることが一般的ですが、これはそうとも言い切れません。

あくまでも最も重要なポイントは、 損失の比重をコントロールしていくことにありますので、 どの程度の期間からは、ポジショントレードに当たるということはいえません。

適宜銘柄を入れ替えていくことで、自然と実践できるようになりますので、 リスク・コントロール重視の投資家の方には、ピッタリ合っている手法です。

スイングトレード×ポジショントレードという投資スタイルを活用することによって、 お互いの弱点を補い合い、長所を伸ばせるというメリットが手に入ります。

注:ただし、日経平均先物や、FXなどは、そもそも時間外自体の時間帯がほとんどないため、株式以外では、1については、管理しやすくなりました。

2 ポジションを持ったときの投資家の心理の確認


ポジションを持つまでは、多くの投資家は冷静で理性的です。
しかし、一旦ポジションを持つと状況は一変します。

自分が保有する銘柄に否定的なニュースやアナリストコメントには、耳を塞ぎ(認知的不協和)都合の良いところだけを探し出そうとする(認知的協和)状態になります。

これは、確認バイアスともよばれ、無意識の内に行われているケースもあります。

日常生活においても自分の悩みを他人に相談するとき、意識・無意識に関わらず、自分にとって肯定的な意見を言ってくれそうな人を探して、相談しているケースは意外と多いと思われます。

株式市場において自分が既に間違った決定をしてしまったことを認めながら、それを追認させられるような情報を避けるのは、確認バイアスによるものです。

意識・無意識に関わらずこれらが良くないことは明らかで、トレードを長引かせ、大きな損失を受けることになりかねません。
自分がどんな心理状態にあるか、分からなくなる前に、厳格なルールの実行が必要です。

ルールは、破られることを恐れながら、日々確認していくことが必要です。

普通、あなたはルールを守れないはずなのです。
(1日4時間勉強する、早起きする、深酒しない、禁煙する、やせる)

3.情報に潜む罠



個人投資家が重要な情報を手に入れるのは必ず最後

もし、あなたが相場で成功したいのであれば、 「投資のウソ」「相場のワナ」にはまってはいけません。

自分で目と耳と頭で相場の嘘と真実を見極めなくてはいけません。

マーケットにおいては本当に重要な投資情報は個人投資家の耳には入りません。
万が一、重要な情報が個人投資家の耳に入ったとしてもそれは最後になります。
または、すでに相場に吸収されてしまっている情報です。

為替や日経平均先物に影響を与える、米国雇用統計や失業率、まだGDPの発表などは、事前に予測が発表されているので、そこから、外れるか、当たるかを、占っても、決してポジションとして有利なものはとれません。

すでに良い情報なら、買われており、悪い情報なら、売られているからです。

なお、株式市場の個別株の話では、ご興味のある方は「兜町のカラクリ(三一書房)」をご一読ください。

個人投資家は金融機関やマスコミ、評論家、役人、政治家が何を言おうとも、 自分の目と耳と頭で「投資のウソ」「相場のワナ」を見抜き、本当の情報を見抜く必要があります。

または、全くテクニカル分析に頼ることです。
テクニカル分析だけが、感情や情報に左右されないただ一つのツールだからです。

4.投資家の心に潜む罠



1 ポジショントレードの危険性とその対策


街を歩いていて飲食店に入るとき、ガラガラの店と繁盛している店が隣り合っていれば、貴方はどちらに入りたいと思いますか?
恐らく多くの人は繁盛している店はきっと味が良いんだと分析し、そちらを選ぶと思います。

実際、美味いか不味いかは主観的問題なので、多数派に合わせれば満足のいく結果になるとは限りませんが、取り敢えず多数派の行動に同調することで安心感を得ようとするのです。
また、事前に飲食店をネットで探すときも、レビューで★の数の多い店の方が、いい店なんだと思うでしょう。これはアマゾンとかのレビューにも同じことが言えます。

人間は多数派に同調しやすい動物であるという習性を逆手に取った、レビューのやらせが問題になったこともあるので覚えている人も多いでしょう。

人間の同調性が顕著に現れる場としては、株式市場はその最たるものです。
食べ物や商品など比較しやすい物は評価を下しやすく、その評価もまったく事実と乖離することは稀でしょう。
しかし、一方、日経平均先物を初めとする指数はそれ自体は、多く株価の集合体で、個別に良いとか、悪いとかではなく、食べたいか、食べたくないか、という本来の美味しいか、美味しくないかより、遙かに曖昧な評価を強いられます。

その為に日経平均のPER・PBR・ROC・PEGレシオ・配当利回りなど言った指標を作り出し価値の正当化を図ろうとしていますが、時に非常に乖離し、時に非常に乖離の期間が長かったりします。

平時の株価の上下はこの指標を一つのより処としている訳ですが、下落にしろ上昇にしろ大きなトレンドが発生する時には、このような指標はほとんど無視されるのが常です。

参加者の同調行動によるパニック的な買いや売りが定期的に発生する事実は、あってないような価値基準と人間の同調行動が引き起こす現象と言えます。
株式用語で「提灯(ちょうちん)を付ける」という言葉があります。
これは仕手筋などが介入している銘柄に便乗して利鞘を稼ぐことですが、これなどは赤信号みんなで渡れば怖くないと言った世界で、自分の考えなどまるでなく、同調行動を顕著に表している例と言えます。
「提灯を付ける」は大衆の行動として、指数である日経平均先物にも通貨にも起こります。

投資は結果ですから、この投資法でも儲かればOKですが、臆病な人ほど勝負に出遅れて、逃げ遅れる傾向がありますから、あまりお勧めはできません。
後追いで、うまく行くことは、ほぼありません。

このように、株価は常に集団心理による同調行動で変動します。自分のみが人間が持っている性をエリミネイトして市場に参加することは不可能です。

ただ、それを知り自分の運用ルール(主に資金管理)を決めることで集団心理に流されないようにすることは可能です。
後を追ってうまく行くことも、明日だけの狙ってうまく行くトレードもないことを覚えておきましょう。

2 投資家は必ずギャンブラーの誤謬に陥る


必ずというと語弊があるかもしれませんが、プロでもアマチュアでも上昇や下落が何日も続けば、そこになんら合理的根拠が見いだせなくても、「そろそろ反転するのでは?」 と思い込むようになります。

勿論、筆者も例外ではありません。

テクニカル分析で上昇した日と下落した日を比べ、買われ過ぎ、売られ過ぎを計るサイコロジカル・ラインや、市場の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数を比べた騰落レシオなども、合理的根拠のないソロソロという考えに基づくものと言えます。

これらの指標(他のオシレーターも含め)を使うことが正しいか、正しくないかをここで論ずるつもりはありません。

ただ、正しいなら使って人はいる全員大金持ちになるはずですし、正しくないから全員オケラになっていることでしょう。

私の見る限りそのどちらでもないので、当たるときもあれば外れるときもあるといか言えません。

大切なのは自分の主観や経験を過信して大博打を打たないことと、投資家は誰でも簡単にギャンブラーの誤謬に陥ってしまう危険性があることを認識することだと思います。

最後に



心理的な罠は、時に分かっていても免れないことがあります。

それこそ、心理的罠の情動で、私たちは、その罠に陥る前に、逃げる、コントロールする準備をしておかなければなりません。

その一つは、ルールであり、その一つはテクニカル分析を信じるということなのです。

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