先物OP入門講座

その⑤

オプション②


OPのもっともな特徴は期限があり(これは先物も同じ)期限に向けて
価格が下がっていく、ということです。


例えば、
今7月のプット行使価格18500円は150円ですが、
もし、このまま日経平均が、動かない、または、上がる、という動きを見せたとき、
価格は、7月の第二金曜日に向けて、限りなく、0に近づいていきます。

なぜなら、18500円以下でないと、価値が0であること、
その期限が、7月のSQ(第二金曜日)までであることです。

先物は期限がありますが、価格そのもの、なので、日々の変化は、相場の変化です。
しかし、OPは、

決められた価格に
決められた期日までに

到達しなければ、0となるのです。

ということで、売り方は有利です。

よくこういう質問を受けます。

【OPは損失が無限大ではないの??】

これは、OP売りの話です。
売りの場合は価格の上限がないから、危険とされます。

だからOPは買いならいいのだ!と、なります。
しかし、OPの買いは、株式の現物買い、と同じで、
デリバティブとして連動するものの、デメリットも大きい訳です。

CALLなら、

日経平均が上がれば、上がります。
日経平均が下がれば、下がります。が、0以下になりません。

だから、買った方が有利に思えます。
なにせ、売った場合は、価格はどこまでも上がるので、損失無限大になるからです。

でも、です。

先物自体が、もともと、損失無限大なのです。
ですから、OPの売りが損失無限大、とするのは、
このOPを「現物株と比べていることと」同じで、
もともと、先物は損失無限大なのです。

しかし、です。
次の二つに留意しないといけません。

OPの買い、例えば、コールの買いは、日経平均が上がれば上がりますが、
上がり方の速度が遅く、行使価格に届かなければ、0になります。
また損失は、まったくロスカットしなければ無限大で、そうですが、もともと、証拠金が必要なので途中で決済が必要です。

OPの買いがいかに、不利かは分かります。
損失限定で儲からないのは、宝くじと同じです。

損失限定のものは、◆◇ほとんど損をすることになっている◆◇ ものなのです。

今是非トライアルをやってみましょう。
売ったり、買ったりするだけです。

次はOPの価格の減衰の仕方です。

<<その④   その⑥>>

一覧へ戻る

お問い合わせ

  • click↑メールにて承ります。 無料投資相談は初心者から資産運用設計までご相談ください。 折り返しお電話ご希望の場合はお時間をお知らせ下さい。
  • よくあるご質問