先物OP入門講座

その④

オプション①


前回まで日経平均先物について現実的な仕組みをお話しました。
しかし、仕組みとしては、大まかにFXや金、原油先物と同じ種類のでデリバティブです。
単純に、1000倍の量の取引を1/25で行える、と同じ意味です。
細かいところは証券会社によって違います。

今回のOPはこれまでの単純なデリバティブとは違います。
まず、イメージがつかめるように簡単表現で説明します。

CALL-07-20000

OPにはCALLとPUTがります。
まず、このコールは上記のものであれば、

7月までに20000万円を日経平均が超えればその差額が価格になります。

もし、
20500円なら500円
20250円なら250円
です。
たたし、この2万円に届かなければ、価値は0です。
マイナスにはなりません。
この2万円になれば、という条件は行使価格といいます。

CALL-07-20000 はコール7月限 行使価格2万円 と呼ばれます。

一方PUTは
行使価格以下になれば、その差が価値になります。

CALL-07-19000 は

もし、
18500円なら500円 
18750円なら250円
です。
日経平均が19000円でも20000円でも届いていないので、0です。

このように、
コールは行使価格以上の価格差
プットは行使価格以下の価格差
がそれ自体の価格となります。

ではこれらはいくらで建てられるでしょう。

コール、プットを買う場合は
買った後値下がりしも最低価格が0なので証拠金がいりません。
株の現物買い(信用でない)と同じ意味です。
200円の価格のものは、1000倍の20万円

例えば、
日経平均が19500円の時
行使価格20000円のコールが200円であったとします。

もし、日経平均が21000円になったとすると
21000-20000=1000 なので
200円が5倍の1000円になる、というとです。

同じように、
日経平均が19500円の時
行使価格19000円のプットが200円であったとします。

もし、日経平均が18000円になったとすると
19500-19000=1000 なので
これもまた同様に
200円が5倍の1000円になる、というとです。

次にでは、買いでなく、「売り」はどうでしょう。

売りの場合は OPの価格が最低0円であるのに対し
上限がありませんのであらかじめ価格以上の証拠金を入れます。

いくらかについては計算式がありますが、
先物の証拠金の80%-50% 程度と覚えておいてください。

次回は実際のOPの動きの特徴です。

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