先物OP入門講座

その⑰

追証発生のタイミング


先物OP取引を行っていて、証拠金が十分にあるかどうかは常に気を配っておかなければいけません。

証拠金不十分だと発生する「追証」、それが発生するタイミングについて今回はお話します。



先に結論からお話しますと、追証が発生する時間は、「大引け後」の時間帯となります。

取引が終了し、終値の決定する引け(15:15)の後、その終値を基に建玉の評価と証拠金がはじきだされます。


大体の証券会社では、引けからナイトの取引開始の時間帯の間に新規注文の受付を停止していますが、それはこの計算を行っているからなのです。


その日の建玉の評価額が決定した際に、保証金維持率が最低ラインを下回ってしまった場合、追証が確定します。


その後は不足分を入金するか、現在保有分を決済するといった対応が必要となります。
また、それを実行しないと強制決済されます。



気をつけなければいけないのはOPの場合は、先物と違って個別の証拠金が毎日それぞれ変わってくることです。


先物であれば証拠金は固定されていて週に1度しか変わらないため、日経平均が-100円となれば(1枚当たり)10万円不足するという単純計算で大丈夫です。

しかし、OPの場合は引けの後に証拠金が変わります。そのためOPを建てている場合には証拠金の差額も考慮して多めに見積もっておく必要があるのです。

OPの方が先物よりも追証になりやすいのはこういった理由があったからなんですね。



追証が確定するのは、その日の状況や証券会社によりまちまちですが、引けから1時間~1時間半頃に確定することが多そうです。

引けのあとのメールには気を配っておきましょう。

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