モンタナバンドを知る!

連載 モンタナバンド秘密 一気読み

  • その2
  • その3
  • ■ 700万人突破記念 モンタナバンドの秘密 ■■■

    Montanaバンドの基本的な見方を改めて解説します。
    それとともに、テクニカル分析とは、一体何なのかについても、焦点を当てながら連載解説を行っていきたいと思います。

    まずは、第一回として、テクニカル分析とは、何か? です。

    まず、究極的な、表現をとりましょう。

    どんなテクニカル分析がいいのでしょう?
    これが良くされる質問です。
    それにアナリストは、こう答えるでしょう。

    移動平均線 MACD 一目均衡表 PF 新値足 ・・・

    これらについては、私はこう説明しています。

    移動平均線:もっとも基本的なテクニカル分析の王様
    MACD:移動平均線の完成形
    一目均衡表:もっともデザインが素晴らしく、もっとも怪しい骨董品
    PF:究極のリスク管理ツール
    新値足:日本版PF

    さて、これらのなかで、さらに、投資家がそれでも、どれが一番なのかと突っ込んで質問すれば、大抵のアナリストは、答えに困ります。

    なぜなら、

    答えが ない。 からです。

    では、私が答えましょう。

    何が一番優れているテクニカル分析か、と答えるのなら、それは
    二つあります。

    一つ目は、一番みんなが使っているテクニカル分析です。
    二つ目は、だれも使っていないテクニカル分析です。

    これが究極の答えです。

    ■ --移動平均線がすべてを語る-- ■■■

    テクニカル分析には、移動平均という考え方があります。
    経済の指標を見ていれば、これらは新聞にも普通に載っているので特別に勉強することもなく、投資家は、移動平均線の意味を知っています。
    しかし、この移動平均線の意味を

    ◇経済指標のものと、
    ◇株式市場や為替市場のものと

    一緒にしてしまっている投資家も、アナリストも多いものです。

    ここまで聞いて、なんで、と思う人がほとんどでしょう。
    経済指標で使われる移動平均と株式市場で使われる移動平均は違います。

    何が違うのか? という問いに 

    移動平均のパラメーターの数、とか答えてはいけません。
    それはそれで、また別の問題です。

    では、何が違うのか。明確に話しましょう。

    経済指標自体は、移動平均線を気にしない



    株式市場自体は、移動平均線を気にしている

    というところです。

    つまり、経済指標は、経済活動そのものの延長であるが、
    株式市場は、移動平均線の延長上にあるということです。

    つまり、
    明日の株式は、移動平均線を見ながら、動いている、ということです。
    これに対して
    経済指標自体は、移動平均線の影響を受けません。

    これが、実に、根本的な問題であり、大きな違いなのです。
    このポイントを捉えずに、移動平均線を考えてはいけません。
    そもそも、市場の移動平均線とは、科学にでてくる、移動平均線とは違います。

    それは、夏を向かえる前の、気温の温度変化とも、
    平衡体温を予測して、開始1分で、体温を表示する方法とも、
    もちろん、松屋の牛丼売上げ下降トレンドとも、
    移動平均線の意味合いは全く違います。

    ◇◇株式市場は、移動平均線自体を、見てしまうのです。◇◇

    さて、そうなると、市場に使う、テクニカル分析のそれは、

    科学 では ない
    ことに気付かなければなりません。
    しかし、それを知ってなお、だからこそ、その剣を、うまく使うのです。

    一般的には、だれも、このことに触れずに、移動平均線を使います。
    そこに、本当の答えはないのです。

    ■ --それでも、移動平均線は王様 か---■■■

    株価の平均が移動平均線であるはず、それが純粋なはずですが、実際は違います。
    株価と移動平均線は、相互作用を起こしてしまうのです。

    それが自然界を観察する移動平均と、市場を観察する移動平均の違いです。
    しかし、それでも、移動平均は、使うものなのでしょうか?

    答え:YES。

    それは、初めにお話ししたように、一番当たるものは、一番みんなが見ているものであり、
    それは、移動平均線に他ならないからなのです。

    みんなが見ている以上、移動平均線は、意味を持ちます。

    さて、そうした事情を踏まえると、
    MACDは、移動平均線ありきの解析ですし、一目均衡表は、移動平均線をいびつな形で使っています。
    いびつであるが故に、デザインが素晴らしいのですが。
    しかし、それが素晴らしいのは、雲、というデザインを取り入れているだけで、内容は、意味不明、です。

    ここで少し、一目均衡表のある意味、について触れてみましょう。

    一目均衡表を採用しないのは難しい、という意味からではありません。
    このチャートは基本数という、絶対的数値を使ってしまったからです。

    そもそも、この宇宙に存在する、基本数は、
    自然対数のE や、高速のCや
    変わりようのない数値を言うべきなのですが、一目均衡表はそれを他の数値できめました。

    たとえば、9。

    もちろん、フィボナッチなどはありません。
    それは、何を意味するかといえば、市場が、自然的な振る舞いのもとで、だれも、一目均衡表など見ない、状態だけで成し得てこと、チャートは意味のあるものなのですが
    しかし、残念ながら、一目均衡表は、一目均衡表が、知れ渡る、ことによってのみ成り立つのものなのです。

    その意味では、移動平均線も同じです。

    では、一目均衡表と移動平均線で 移動平均線が、王様なのは、なぜなのでしょう?

    ■一目均衡表と移動平均線で 移動平均線が、王様なのは、なぜなのだろうか?---■■■

    それは、一目均衡表に、パラメーターの変化という変数を認めていないからです。
    これは、前回もお話ししたように、この世に、魔法の数値があると言っているようなもです。
    たしかに、魔法の数値、のようなものはあります。
    自然対数とか、フィボナッチとか、またそこから来る黄金分割とか、または、物理的な定数とか。
    しかし、それは、自然界の出来事であり、それを相場に当てはめてはいけません。

    では、なぜ、相場に当てはめてはいけないのでしょうか??

    それを究極的に答えてみましょう。

    背理法で:
    自然界と同じく相場に当てはめて良いのであれば、観測点を増やせば増やすほど、その精度は自然界の観測と同じように高まるはずである。
    しかし、実際は、そうならない。
    移動平均、外人動向、経済指標、先物建玉、信用期日・・・・
    これを足しても、
    26週移動平均線の精度を超えない。

    よって、精度が高いことと、その結果が伴わないのは、もともと、その観測法を自然界のものと混同して、解析したからである。

    ・・・・・・・

    まあ、こんなまどろっこしく言わなくとも簡単です。

    観測した人間が、行動を取れば、被写体は動く、ということです。
    こういう意味では、電子の動きに似ています。
    観測するには、光を当てること、光が当たれば、電子は動き、位置は、不明となる。
    よって、電子は、確率的にどこにいるか、だけが分かるというものです。

    さて、そうしていけば、魔法の数値で、観測できるはずはありません。
    そういう数値は、あるはずもないのです。
    一方、移動平均には、魔法の数値がなく、パラメーターとして、柔軟にその変数を変えます。
    もちろん、時には、それゆえに、ばらつき、真実=精度 がぶれることもあります。
    しかし、それは、この移動平均という考え方の 価値を 否定するものではありません。

    もともと、それは、黒魔術とは違うところが偉大なのです。

    一目は、魔法の数値ありきであることから、それ自体が、黒魔術化してしまったのです。

    大切なのは、その分析法が

    ど れ く ら い ま ち が え る か

    を分析法自体が知っている、ということなのです。

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