本日は弊社の指示にも多々登場する引成注文についてです。
引成とは文字通り「引け」(終値が決定されるとき)に「成行」注文を行うことです。
通常、「売り値」と「買い値」の間にはスプレッド=差があります。
その価格差が引成注文の際には無くなるため、損失を抑えることが可能になります。
例えば20,000円の売ポジションを保有している際に、
20,010円の買値がついている場合でも、
引成注文ではその差が無くなるため、
成り行きでの10円分の損失がなくなります。
価格差損失0円で売買成立させることができるのです。
さて、そんな引成注文ですが、注文の仕方が証券会社によって違ってくるので注意が必要です。
証券会社によっては、引成注文をいつでも選択することができるところもあります。
(SBI証券、松井証券等)
しかし、引成注文という注文方法ができない場合でも日経225先物(miniも含)の相場は15:15までの為、
15:10~15:15のプレ・クロージングの時間帯に、通常の成り行き注文を行うことで実質引成注文となります。
*SBI証券では、プレ・クロージングの時間帯に「引成注文」を発注するとエラーになってしまうようです。通常の「成行」注文を行いましょう。
今後もタイミングや知識をうまく利用して資産を活用しましょう。