先物OP入門講座

その⑫

取引時間・用語解説


今回はオプション・先物取引の取引時間についての説明、さらに簡単な用語解説をしたいと思います。
株式と違って24時間取引なので、時間、方法、種類などをよく覚えて下さい。


オプション・先物取引の取引時間

●日中取引所の場合

日中取引所

"先物(日経225先物、日経225mini先物、JPX日経インデックス400先物、東証マザーズ指数先物、TOPIX先物、ミニTOPIX先物、TOPIX Core30先物、NYダウ先物、東証REIT指数先物)" 

プレオープン 8:00~8:45
オープン 8:45~翌15:10
プレクロージング 15:10~15:15
クロージングオークション 15:15


"先物(日経平均VI先物)"

プレオープン 8:00~9:00
オープン 9:00~15:10
プレクロージング 15:10~15:15
クロージングオークション 15:15


"オプション(日経225オプション)"

プレオープン 8:00~9:00
オープン 9:00~15:10
プレクロージング 15:10~15:15
クロージングオークション 15:15



●夜間取引所の場合

夜間取引所

"先物(日経225先物、日経225mini先物、JPX日経インデックス400先物、東証マザーズ指数先物、TOPIX先物、ミニTOPIX先物、TOPIX Core30先物、NYダウ先物、東証REIT指数先物)" 

プレオープン 16:15~16:30
オープン 16:30~翌5:25
プレクロージング 翌5:25~翌5:30
クロージングオークション 翌5:30


"先物(日経平均VI先物)"

プレオープン 16:15~16:30
オープン 16:30~18:55
プレクロージング 18:55~19:00
クロージングオークション 19:00


"オプション(日経225オプション)"

プレオープン 16:15~16:30
オープン 16:30~翌5:25
プレクロージング 翌5:25~翌5:30
クロージングオークション 翌5:30

ザラ場の時間帯はリアルタイムでマッチングが行われます。




●用語解説

≪プレオープン≫
 :注文の取消や新規注文の受付のみを行い、価格の変動はあっても約定することはない時間です。売買が成立するのは板寄せの時になります。


≪プレクロージング≫
 :ザラバ終了後に注文のみを受け付け、マッチングを行わない時間です。
15:15=板寄せ方式によるマッチングを行います。(取引が成立しなくても現行どおり、ザラバ引け)


≪ザラ場≫
 :ザラ場とは、寄りから引けまでの間の取引時間。
始値が決定された後に、「価格優先」、「時間優先」のルールに従って競争売買が行われ、売り注文と買い注文の条件を刷り合わせて次々と約定させていきます。開始時間から終了時間まで連続して取引が行われます。
ザラ場では上記のように1「価格優先の原則」と2「時間優先の原則」に従って注文が成立していきます。市場に出された注文は、「売り」と「買い」の価格と数量が合致すれば自動的に取引が成立し、その都度、価格が形成されていきます。

「価格優先」
・高い買い注文は、安い買い注文より優先して約定成立。
・安い売り注文は、高い売り注文より優先して約定成立。

「時間優先」
同一値段の注文(価格的には同じ優先順位)間の優先順位について、早く受付けられた注文が遅く受付けられた注文より優先して約定成立。

※ザラ場とは、寄付きと引けの間の立会時間、またはその間の売買方法のことをいいます。「ザラにある普通の場」という意味です。


≪板寄せ≫
 :板寄せとは証券取引所の商品先物市場の独特の売買成立方法で、「板寄せ方式」ともいいます。相場が始まるときの始値を決める際などに使われますが、その時点で出されている注文をすべて「板」と呼ばれる注文控えに記載したうえで、まず成行注文を優先し、次に高い買い注文と安い売り注文を突き合わせて、数量的に合致する値段(約定価格)を決めていく方法です。


≪成行・指値注文≫
 :成行注文とは、売買を行うときに、値段を指定せずに注文することをいいます。
売買が成立した場合の値段は、成立した売買の相手によって決まります。成行注文をした人が一番有利な売買の相手と取引することになります。つまり、成行売り注文をした場合は、そのときに一番高く買い注文していた人と売買が成立し、成行買い注文をした場合は一番安く売り注文していた人と売買が成立します。

一方、成行注文に対し、売買の際に値段を指定して注文することを指値注文といいます。


≪寄り・引け≫
 :寄りとは、株取引において最初に成立した売買のことです。
例えば、1日の売買で最初に成立した売買など。
寄り付きとも言います。

 :引けとは、株取引において最後に成立した売買のことです。
寄りと引けの株価は、それぞれ始値、終値と呼びます。
特に後場の最終売買は「大引け」といいます。
また、単に取引時間の終了を指すこともあります。引けでついた値段を引け値といいます。


≪約定≫
 :約定とは、株式取引などの売買が成立することをいいます。


さて、各証券会社によって特定の注文方法が存在するものとしないものがありますので注意です。
例えば引けの値段で決済したいときに引成という注文方法がある証券会社とない証券会社があります。
引成のない証券会社の場合は15:10~15:15の間に通常の成行で注文すると、実質引成の注文となります。

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