モンタナチャート

モンタナチャートは独自の統計解析結果から提供されるバンドによって表記されます。 それをモンタナバンドと呼び、統計分布化されたレンジを提供します。 このバンドは純粋に正規分布化されたレンジを示し、本来の買われ過ぎ、売られ過ぎを的確に現します。

Mon
tana
Band



モンタナンバンドと同様に統計分布の表現を基礎としたボリンジャーバンドは、その正規分布を前提に作られましたが、実際にはそのレンジは正規化されていません。
モンタナバンドは、より早いタイミングで、そのチャート形成部分の異常を感知します。
モンタナバンドは、粗雑ともいえるボリンジャーバンドの性能を、精緻に高めたテクニカルチャートです。
現代統計の雄、中心極限定理を知らなくともトレーダーはその恩恵を受けることができるのです。


上チャート:ボリンジャーバンド 
下チャート:モンタナバンド

モンタナバンドの秘密

  • 上下2つのバンドで構成される

    上昇波動を示すレッドゾーンと下降波動と示すブルーゾーンに分かれ、相場にトレンドが生まれているか、それはどの程度で進んでいくトレンドなのか?を示しています。

  • 正規分布化されたバンド

    モンタナバンドはレンジが標準偏差のシグマ(σ)の -2σ、-1σ、+1σ、+2σ、の4本のラインで表記され、同様の理論で構成されるボリンジャーバンドの比べて非常に高い精度での分布を示します。

  • 今日すでに明日のレンジを確定

    通常のテクニカルチャートは当日の引値で当日の抵抗ポイントまでしか分かりません。 よって、当日に価格が上がれば、移動平均線も、ボリンジャーバンドレンジも連動して動きます。 モンタナンドは、前日にレンジが決まるために当日の株価の動きに左右されません。

  • 保険ビジネスの理論

    モンタナンバンドの計算式は保険ビジネスでも金融工学でも 柱である中心極限定理を使っています。 世の中をすべて確率で支配するための最新の統計解析学を使っています。 保険業界では、大数の法則と呼んでいます。

  • 絶対と確率

    モンタナチャートの主張は絶対を求めないことです。 すべては決められていなく、すべては確率で支配されるのが金融の世界です。 そのために絶対ではないが高い確率に意義があるのです。

  • 検証と実践

    これらの理屈をもつモンタナバンドが過去の相場でどんなチャートを示して きたか検証を行っています。そして今後の重要分岐点を予測していきます。

  • 原理
  • 正規分布
  • ベルカーブと確率
  • ボリンジャーバンド

モンタナシステムの中心はあくまでも数学的理論(統計学)構成される純粋なものです。
特に中心極限定理は保険のビジネスにも応用されている現代統計学の柱となっているものです。
最先端の確率統計学を網羅するこの解析方法は金融工学に新しい方向を与えます。
これまで難しいとされてきた正規分布の相場解析への応用にはじめて成功。

過去のデータから推計して将来を占う、という方法は何もテクニカル分析でだけでなく、人間のすべての予測行動の基本となるものです。
相場では、これらのデータが、時にトレンドであったり、加熱であったり、そうした経験則を後に整理してテクニカル分析となっていきます。
しかし近年になって、それらの予測方法はより高度な統計理論を覗くようになってきました。
たとえば、保険業の保険率、つまり保険料を決めるのは、統計的に、病気や事故をカウントしてそこから妥当な保険料を決めていく ということや、選挙速報で、当確を打つ理論も統計的な礎があってのものとなっています。
そして、それらの中心となっているのが、正規分布という特別な分布です。


また、それを応用発展させた理論が中心極限定理です。
正規分布はその形からベルカーブと呼ばれ、その存在は特別重要な意味をもち、
その分布はもっとも自然に一般的に現れることが知られています。

統計学、その理論の柱ともいえる正規分布は今や自然科学、社会科学の様々な場面で確認されるだけでなく、 保険やファイナンスのビジネス上でも欠かすことのできな役割を果たしています。
特に現代の金融工学はデリバティブを含めてすべてこの理論中心に 成り立っており、市場解析にも欠かせません。
正規分布はものごとがランダムに振る舞うとき、その分布が平均値からどれくらい離れるかを確率で示します。
その分布が標準偏差1σの範囲に収まる確率は68.26%、2σなら95.44%、そして3σなら99.73%の振る舞いが収まります。

これらは、振る舞いがランダムになれば、なるほど、その有意性を増します。
たとえば、木の葉が落ちる木の下の範囲、正確なサイコロの同一数字連続出現の数、そして学校受験でおなじみの偏差値など 標本数が多ければ多いほど、それはベルカーブをなしてきます。

正規分布を取り入れた画期的なチャート、ボリンジャーバンドは、帯という表現の部分では一目均衡表に似ていますが、 計算方法は統計学を取り入れたものです。
転換線、基準線 、先行スパンなどの重要な計算式になぜ、9や26や52という数値を基本としているのか、またなぜその数値で なくては、なぜならないのか?などは語られていませんが、ボリンジャーバンドの基本計算式である

基本計算式 この式に、もし疑問があるのなら、それはすべて数学的に証明されているのです。
たとえば、πをなぜ使うのかは、さらに数学的な証明をもって自然界の振る舞いの中で、
基本的最重要数値であることは、すでに自明の理となっているのです。
さてそういった優れた感性で完成されたボリンジャーバンドですが、問題点もあります。