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バブルの始末と現代2

 

 

歴史は繰り返すが、それぞれ違う和音でやってくる。
しかし、それが ヘビーローテーションであるのは、以前、お話しした。
見ていくのは、この瞬間の音ではなく、コード進行であり、それがチャートに現れるということだ。

さて、日経平均が3倍でバブルを向かえたと同じように、2005年からリーマンまでの3年間で中国の株価指数は
1000ポイントから6000ポイントまで6倍になった。

如何にこのバブルが大きかったのかが分かる、
そして如何にこの始末に時間がかかるのであろう、かも分かる。

同様に、日本も3年間で8200円から20900円まで2.5倍になった。
リーマンの7000円からは3倍に達した。

しかし、それもこれも、ドル安のお陰なのだが、問題は、この弾けるバブルの中で、一人高値を更新している
青いライン、NYダウだ。

リーマンで付けた6470ドルから今年3月の高値18351ドルまで3倍くらい。

今回のG7でも、

財政を優先させたいドイツ=移民を受け入れているので、なおさら本当は大変。
https://www.facebook.com/BillionTouch/posts/1073836522675839
Facebookで書いた↑

ドル高のほうがいい欧州。

選挙前に経済の失速は許されない米国。

とそれぞれの立場を譲れない。

一番譲れないのは、日本のはずなのに、また100円までとか言われてると、そのコンセンサスの中でファンドを組む必要がでてくる。
ドル安である限り、労働力を国内に持って来れない。

今、一番はやっているものは、何か?

それは1300円で300グラムの立ち食いステーキと
60分で3000円のマッサージだ。

満員!。価格が半分だということは異常に強い。

さて、次に、この繰り返された歴史の中で、いよいよ音楽界が、カバーオンリーとなって枯渇したメロディーに危機感を抱きながらも解決策が、ラップしかないように、
世界の経済は、あの、歪んだエレキギターを、自然な歪みに持っていくために(ヘビーローテーション3 参考)試行錯誤することになるだろう、それは、それでも解決されない試行錯誤だ。

それはいつから起こっても不思議はない。

そして、ここで我々が考えるのは、
我々が、単なる投資家であるということだ。

その投資家は、儲けることを目的として、その他の自体の収拾を目指して集会を募るものではない。

ただ、一つ、投資家ののぞみは、開かれた市場だ。

それはつまり・・上がる、下がるより問題なこと。
それはつまり・・歪んだ相場でなく、・・・   つづく・・・・

次回・予告
--
前回まで歪んでいることに焦点を当てた、それはビートルズのエレキの自体を経て、米国が製造業から金融へ、
宇宙から戦争に走り出したときから・・・・・

バブルの始末と現代1

G7がG20と同じ結果で終わったが、この繰り返しの原因はすでに世界経済がまともな論議に入ろうとしている証しなのかも知れない。
遠回しな言い方だが、かりそめの経済対策では効果がなくなってきたことを市場が示すとともに、
かりそめから離脱するためには、世界はもう一度、ゲーム理論の基本に戻らなければならない。

その世界は、やはりジャンケン大会になってしまい、誰かが勝たない限り勝敗はつかない。
誰かが勝つ、というのが、経済の基本であり、資本主義の仕方のない結論であるという原点に帰るということだ。
これまで、世界は、誰もが勝つ世界を目指してきた。
それが、かりそめ、であったということを意味している。

もっとも、こういう肩の持ち方もできる。
従来の経済学の基本である、世の中は、競争するので、インフレになる、という大前提が崩れてきた、
ということだ。
それはつまり、
二乗にすればどんな数値も+となるのに、(-2*-2=+4)
今回、二乗してマイナスになる数値を世界に取り入れてしまったということ。
(この部分は次の連載に回す)

さて、過去を振り返って、バブルという概念だけは変わらないので、ここから見てみよう。

これは、日経平均のバブルで

1986年から3年かけてピークを作った動きだ。

20160522104459284

13000円から3年かけて3倍を達成した。
しかし、その前から上がっているじゃん!という質問には、
それはまで急激でないので、ばじけなかった、と答える。

つまり、バブルは、飛行機の上昇と同じように、速度を上げすぎれば、失速して、それを支えられないということで

ここで初めて

経済学が、物理学に取って代わられる、

しかし、我々は、どちらも、これらを数学を使って解析し見ているでの同じように計ることができる。
学問が
経済から心理に移って最後に物理の重力によって支配される。

それが今までも、これからも繰り返される歴史であるが、近年はこれに新しいルールが加わってしまった。

その前に、次回はこのチャートで今回の流れを見てみよう。

2005年から 中国、米国、日本、の各指数とバブルの動き

201605221052557b0

歴史は繰り返すが、それぞれ違う和音でやってくる。
しかし、それが ヘビーローテーションであるのは、以前、お話しした。(以下のリンクより)
見ていくのは、この瞬間の音ではなく、コード進行であり、それがチャートに現れるということだ。

2につづく・・・・

 

↓過去の連載

「ヘビーローテーション」1

「ヘビーローテーション」2

「ヘビーローテーション」3

「ヘビーローテーション」4