ストキャスティクス③ スロー・ストキャスティクス

ファスト・ストキャスティクスの場合、特に%Kが日々敏感に反応を起こすために、

クロスが頻繁に発生してしまい、サインを明確に読み取りにくいという欠点がありました。

そこで、一般的には若干動きを緩めた、スロー・ストキャスティクスが利用されます。

 

スロー・ストキャスティクスでは%K(赤線)を除き、

%D(青線)とSlow%D(緑線)の2本のラインを用いて分析します。

見方はファスト・ストキャスティクスと同じです。

 

20~30%近辺にあったストキャスティクスが上昇し始めるあたりでの、クロスで買い、

70~80%近辺にあったストキャスティクスが下降し始めるあたりでの、クロスで売り。

 

▼スロー・ストキャスティクス (チャート:GCハロートレンドマスター/ゴールデンチャート社)

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ストキャスティクスは、相場のトレンドが長く続くと、

80%以上とか20%以下といった水準に張り付いてしまいます。

 

一方で、ボックス相場での投資判断や、トレンド転換を知るための指標として

ストキャスティクスは明確なサインを発します。