グランビルの法則④

法則7 下向きの移動平均線をかすめて再下落する

法則8 移動平均線から大きく乖離する

 

法則7 下向きの移動平均線をかすめて再下落する

 

7つ目の法則も、戻り売りを促すものです。法則6ととても似通ったサインになります。株価が移動平均線に近づくようにやや上昇(もしくは横ばい)したものの、結局、移動平均線にタッチすることなく転落していくパターンです。

 

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(C)ゴールデン・チャート社 GC HELLO TREND MASTER(R)

 

移動平均線から離れていく瞬間を捉えてトレードします。下降相場の流れの中で、なるべく高いところを売るためにも、大切な投資戦略となります。移動平均線のやや下にあって、なおかつ株価が下落しかけているところがポイントです。

 

法則8 移動平均線から大きく乖離する

 

最後、8つ目の法則は「上げすぎたから買う」という書けば単純なことですが、そのタイミングを読み取ることがかなり難しいサインです。下のチャート例のように、移動平均線はもはや上向きとなり、上昇トレンドの最中での「上げ過ぎ」の場面を売るというものです。上げ過ぎた株価が移動平均線へと戻る過程を狙った取引になりますが、仕掛けるタイミングを間違えると、さらなる上昇に見舞われる可能性や、さしたる反落もなく終わるケースがあります。

 

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(C)ゴールデン・チャート社 GC HELLO TREND MASTER(R)

 

どこまで上がってから反落するかの明確な目安はなく、スルスルと上昇し続けてしまう銘柄もあるので、他のグランビルの法則に比べて、かなりリスクの高い投資判断であるといえます。