グランビルの法則③

法則5 下向きつつある移動平均線を下抜く

法則6 下向きの移動平均線をかすめて再下落する

 

法則5 下向きつつある移動平均線を下抜く

 

5つめの法則からは売りサインとなります。このサインも法則1と同じく、やや早まった判断を促すものです。ですので、ダマシとなるケースも多くなりますが、高値近辺で売りポジションをつくるには有効なサインとなります。

 

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(C)ゴールデン・チャート社 GC HELLO TREND MASTER(R)

移動平均線がやや下向きかけているところで、株価がそれを下抜いています。移動平均線と株価によるデッドクロスのような格好です。この株価の動きにより、後々、移動平均線が下向くことにつながります。法則1と同様、移動平均線の反転をいち早く捉えるトレード手法といえます。

 

法則6 下向きの移動平均線をかすめて再下落する

 

6つめの法則は、いわゆる戻り売りのサインです。株価が移動平均線を上抜いた時点で上昇トレンド入りしていく可能性が高まりますが、結局反転して再び移動平均線を下抜いた時点で下降トレンド継続となります。法則1との区別が大切になりますが、見分け方は、移動平均線の傾きが、「下」か「上抜きかけているか」の違いでしかなく、経験を必要とする場合があることは否定できません。

 

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(C)ゴールデン・チャート社 GC HELLO TREND MASTER(R)

チャートを見て怪しいと思うような場合は、この法則を安易に適用しないほうがよいかもしれません。あくまでも、移動平均線が「下向き」であることが重要となります。