グランビルの法則②

法則3 上向きの移動平均線をかすめて再上昇する

法則4 移動平均線を大きく下に乖離する

 

法則3 上向きの移動平均線をかすめて再上昇する

 

3つ目の法則も、押し目買いを促すものです。法則2ととても似通ったサインになります。株価が移動平均線に近づくようにやや下落(もしくは横ばい)したものの、結局、移動平均線にタッチすることなく反転上昇していくパターンです。

 

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(C)ゴールデン・チャート社 GC HELLO TREND MASTER(R)

移動平均線から離れていく瞬間を捉えてトレードします。上昇相場の流れの中で、なるべく安いところを買うためにも、大切な投資戦略です。移動平均線のやや上にあって、なおかつ株価が上昇しかけているところがポイントです。

 

法則4 移動平均線を大きく下に乖離する

 

4つ目の法則は「下げすぎたから買う」というわかりやすい心境ながらも、そのタイミングを読み取ることがかなり難しいサインです。下のチャート例のように、移動平均線はもはや下向きとなり、下降トレンドの最中での「下げ過ぎ」の場面を買うというものです。下げ過ぎた株価が移動平均線へと戻る過程を狙った取引になりますが、仕掛けるタイミングを間違えると、さらなる下落に見舞われる可能性や、さしたる反発もなく終わるケースがあります。

 

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(C)ゴールデン・チャート社 GC HELLO TREND MASTER(R)

 

どこまで下がってから反発するかの、明確な目安などなく、ただズルズルと下落し続けてしまう銘柄もあるので、他のグランビルの法則に比べて、かなりリスクの高い投資判断であると言わざるをえません。