Archive For 2016-06-27

グランビルの法則①

法則1 上向きつつある移動平均線を上抜く

法則2 上向きの移動平均線を一旦割り込んで再上昇

 

法則1 上向きつつある移動平均線を上抜く

 

移動平均線と株価の関係によって、売り買いのサインを読み解くグランビルの法則は、買いで4法則、売りで4法則、合計8法則が有名です。テクニカル分析としてはかなり基本的な読み方になりますが、初級者向けということではなく、上級者であろうとも、無視することができない大切なシグナルです。

 

1つめの法則は、やや早まった判断を促すものです。ですので、ダマシとなるケースも多くなりますが、底値近辺で買いポジションをつくるには有効なサインとなります。

 

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(C)ゴールデン・チャート社 GC HELLO TREND MASTER(R)

 

移動平均線がやや上向きかけているところで、株価がそれを上抜いています。移動平均線と株価によるゴールデンクロスのような格好です。この株価の動きにより、後々、移動平均線が上向くことにつながります。移動平均線の反転をいち早く捉えるトレード手法といえます。

 

法則2 上向きの移動平均線を一旦割り込んで再上昇

 

2つめの法則は、いわゆる押し目買いのサインです。株価が移動平均線を割り込んだ時点では下降トレンド突入の可能性が高まりますが、結局反転して再び移動平均線を上抜いた時点で上昇トレンド継続となります。そもそも移動平均線は上向いたままなので、スタンスとしては「買い」のままでいるべき状況です。そこへきて、株価が移動平均線を上回る回復を見せたので、素直に順張りで買いを入れられるポイントです。

 

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(C)ゴールデン・チャート社 GC HELLO TREND MASTER(R)

移動平均線の傾きが横ばいあるいは下向きかけているなど、怪しい状況の場合は、この法則に従うべきとは限りません。あくまでも、移動平均線が「上向き」であることが重要です。