移動平均線④ 実践編3

実践編-下髭のみ移動平均線を超える動き

実践編-予想を1つに絞る

実践編-移動平均線での攻防

実践編-レジスタンスラインとしての移動平均線

 

実践編-下髭のみ移動平均線を超える動き

ドル円の時間足です。ボリンジャーバンドはそれほど広い幅にはなっておらず、緩やかな上昇を描いています。ちょうど移動平均線のあたりに値がありますが、一応サポートラインとして機能している様が、前回の押し目でも見て取れます。一瞬の-1σまでの下落はあっても、下髭で終わるパターンというのは、意外と多く存在します。

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実践編-予想を1つに絞る

ユーロ円の日足チャートです。138円からの+2σ離れとその後の下落は、-1σ割れを起こしたところで反発して押し目、あるいは戻りを形づくっています。押し目が感性するか、戻りに過ぎなかったと確信できるか、それぞれ直近の高値安値を超えることが条件となってしまうため、判断がだいぶ先送りされてしまいます。現時点である程度の判断をするには、やはりは移動平均線の傾きが役に立ちます。

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ここにきてわずかに傾いてきた移動平均線が、相場の行く先を暗示しています。

 

実践編-移動平均線での攻防

ドル円の時間足チャートです。ボリンジャーバンドの-2σ突破から反発して移動平均線まで辿りついています。上下に髭が伸びた足が連続しており、相場参加者の迷いや、力の拮抗が伝わってきます。このあと再び下降するのか、移動平均線を抜けるのかは、何か新しい理由が必要なのかもしれません。経済指標等は夕方まで大きな発表がありませんので、急激な動きが出てくるかどうかは、移動平均線という重要なテクニカルポイント近辺での反応次第です。その移動平均線は下を向いているので、跳ね返されて転落というシナリオのほうが、わずかに確率が高いように思います。

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実践編-レジスタンスラインとしての移動平均線

ドル円の日足チャートです。ボリンジャーバンドを描画しており、中心にある線は移動平均線になります。-2σを超える下落から反転して、移動平均線近辺まで到達しました。今日のローソク足はその移動平均線に跳ね返されるような形となっています。移動平均線がレジスタンスラインとして機能しているかのように見えますが、今日の相場が終わるまではハッキリとしません。この時点で反落を予想して相場に入り込むのは早合点となるかもしれません。慎重な判断、つまりはローソク足の確定を待たなくては、確信をもって判断することができません。

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いったんの調整をみたあとで、移動平均線越えにトライしてくるだろうことは、介入が続いている地合いを考えるに、十分あり得ることと考えます。焦らず、様子をみる余裕がほしいところです。セオリーとしては、反転上昇のための押し目待ち、ではないかと考えます。