移動平均線② 実践編1

実践編-26週線による判断

実践編-本当に移動平均線で判断する

実践編-判断を延長する

実践編-24時間移動平均線とのクロス

 

実践編-26週線による判断

ご覧いただいているのは、ユーロ円相場の週足です。年初より上昇相場を演じていますが、26週移動平均線を上回ったのはQ2(4月~6月)に入ったあたりからです。そこからは移動平均線も上向き、さらにその移動平均線よりも上に値が位置しているので、安心して上昇トレンドに乗ることができます。

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ただし、どこから買っても構わないかというと、そうではなくて、26週線の近くで買う、つまり「安く買う」ことが大切になります。たとえば先週、移動平均線にタッチしたあたりが、買いのチャンスであったといえるでしょう。ここからは、移動平均線を割れたらポジションをいったん閉じるなど、警戒を怠らないようにすることも重要です。

 

実践編-本当に移動平均線で判断する

下のグラフは何を表しているかわかりますか? この線はこのあと上昇するでしょうか、下降するでしょうか、横ばいで推移するでしょうか。判断できますか?確信は持てますか?

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正解は、ドル円の24時間移動平均線です。移動平均線を見るときは、ローソク足との組み合わせで眺めることが多いものですが、こうして単独で見てみると、余計な雑念もなく、上昇か下落か、それとも判断しにくい、確信できない場面なのかを、ストレートに感じることができます。

 

ローソク足を乗せたものが、下にあるチャートです。相場の入り口がわからなくなったときは、シンプルに移動平均線を眺めて参考にしてみるというのも、1つの手です。

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実践編-判断を延長する

下はユーロ円の週足チャートです。ローソク足に、26週移動平均線を描画しただけのシンプルなチャートです。先週は移動平均線を割りこんできていましたが、今週は、いまのところ持ち直しています。ちょうど分岐点に当たる上に、移動平均線の向きもちょうど横ばいになろうかという雰囲気にあっては、なかなか上下どちらに放れるかの判断がつきません。

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今週の足が移動平均線よりも上に位置した場合は揉み合いの最中ですので判断を延期します。もしも移動平均線を下回って終わるようであれば、反落の可能性が高まると考えます。

 

実践編-24時間移動平均線とのクロス

ドル円の1時間ラインチャートに、24時間移動平均線を重ねています。相場と移動平均線のゴールデンクロス、デッドクロスで売買した場合の成果を確認してみます。オレンジ色の●がゴールデンクロスで買い、青い●がデッドクロスで売り、とします。取れる値幅の大小はありますが、このチャート内ではすべてプラス収益でトレードできていることになります。シンプルな指標ながら、移動平均線の実践力を再認識させられます。

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