【1.日経平均先物とは?】 【2.情報とツール】 【3.各社口座比較】 【4.初心者が陥る罠】 【5.日経平均先物を始める準備と手順】
【6.銘柄選択の基本】 【7.OPの基本】

日経平均先物で儲ける方法②

トレードのための情報とツール【基礎知識編】②




デリバティブ取引に必要な情報



あなたがデリバティブを使って投資を行うとき、現物の分析方法とは異なった分析ツールが必要です。
それはデリバティブで必要な時間が一週間ではなく、一時間であるからです。そして、最重要な情報は以下の2つだけです。

1 チャート 

2 重要経済指標発表スケジュール


1.チャート分析で必要なツール


テクニカル分析はデリバティブ取引では、欠かせない方法です。 幸い各社から様々なチャート分析を表示するアプリケーションが無料で提供されておりますので、これらを使います。 しかし、その数ある分析方法で、参考となる分析手法があります。


1 移動平均線

言わずと知れたチャート分析の王様です。 移動平均線は、一定期間の終わりの平均値をつなぎ合わせて線にしたもののことをいいます。広く使用されていて、重要なチャート上の場面では度々機能することも多く、チャート分析のためのテクニカル指標の中では、最初に知っておくべきものです。というのも、移動平均線を使用しているトレーダーは非常に多く存在するため移動平均線と株価によってこれまで生まれてきた法則は機能するものが多いからです。 時間であれ、分であれ26という期間を使います。

2 MACD(移動平均収束拡散手法)

移動平均線に用いられる単純平均より、直近の値動きに重点をおいた平滑平均線の短期と長期の差をいいます。移動平均線よりも直近の値動きの影響度を高めることで、より売買タイミングを早くつかめるようにしています。 その結果、MACDは株価のトレンドと売買タイミングの両方を一度に見られます。   

3 ストキャスティクス

「ストキャスティクス」とは、米国のジョージ・レイン氏によって考案されたオシレーター系のテクニカル指標です。株価の「売られ過ぎ」、「買われ過ぎ」を判断するための指標で、下落相場では"終値は安値近辺で取引が終わり"、上昇相場では"終値が高値近辺で取引が終わる"傾向があるという前提のもと開発されました。株価と日数の振幅を元に計算され、先行するライン「%K」と、遅行するライン「%D」という動きが異なる二本のラインの『水準』や『クロスの仕方』から、割高、割安の売買タイミングを探すことができる指標です。「ストキャスティクス」では、一定期間(一般的に9日)の高値や、安値と、当日の終値を元に計算されています。

テクニカル分析には、数え切れないくらいのチャートスタイルがあります。それ故に、数え切れなくらいの答えが存在しますので、何を信頼するか、はじめに決めておく必要があります。

2.重要経済指標発表


経済指標とは、政府などが定期的に発表する国の経常収支、財政状況、物価の状態などを数値化したものです。経済指標は、その国の経済状況などを把握する有力な手段となっています。この指標はその国の先行きなどを把握する大きな判断材料となっており、その指標が良ければ買われ、悪ければ売られる要因となります。従ってその時間帯は取引を縮小しておきます。

注:現在では、この指標は予想を裏切れなければ、すでに織り込まれており、有利なトレードができません。逆に、予想を裏切った場合のみ、織り込むために新しい値動きが極めて短期的に始まりますが、それらに賭けるのは五分五分以下の賭けになってしまいます。

よって、経済指標を予測してトレードをする、イベントトリガートレードはおすすめいたしません。

注:テクニカル分析には、数え切れないくらいのチャートスタイルがあります。それ故に、数え切れなくらいの答えが存在しますので、何を信頼するか、はじめに決めておく必要があります。

3.チャートツールのご紹介



上記の画面はGCハローのチャート表示部分です。 これだけでなく、各証券会社はすでにサービスとして無料で口座開設者にチャートツールを提供しています。 筆者は基本的には、日経平均先物はこの無料提供のツールで十分と考えています。 例えば、これ以上のツールを使うとすると、それは同時に沢山の銘柄や、沢山のポジションを持つファンドマネージャーなら必要かもしれませが、一般の投資家には、それは百害あって一利なしです。 そもそも、沢山のチャートを使えば儲かるのなら、プロは全部儲かっています。 そもそも、24時間デイトレをすれば、儲かるのなら、みんな寝ません。 儲けることと、沢山の分析、は比例しない、ということも覚えておきましょう。

では、次は、各社の口座比較です。

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